受精卵のグレードについて

妊娠率を左右する 受精卵のグレードとは?

妊娠を望む女性は多いと思います。治療を行っている人は特に妊娠率は気になりますよね。妊娠率は受精卵のグレードによって判断することができますが、詳しく知っている方はあまりいないのではないでしょうか。

 

そこで、ここでは受精卵のグレードと妊娠率についてご説明したいと思います。

 

まずは知っておきたい妊娠の仕組み

受精卵が卵子と精子が合わさってできることは知られていますが、それだけで妊娠できるわけではありません。その受精卵が何度も分割を繰り返し、子宮内膜に潜り込んで初めて“妊娠”となります。

 

受精してから1〜2日で“初期分割胚”になり、さらに分裂を繰り返して5〜6日で“胚盤胞”となります。この胚盤胞が子宮に密着し潜り込んで“着床”したことになります。うまく着床できなかった場合は残念ながら妊娠したことにはなりません。

 

受精卵のグレードとは?

グレードとは簡単に言うと受精卵の状態を表したレベルのようなものを言います。細胞の分割の均等さやフラグメンテーションがどの程度かなどで判断されます。

 

フラグメンテーションとは細胞が分裂する際にできる遺伝子の入っていない細胞の断片のことです。初期分割胚のグレード数は小さいほうが良い受精卵となります。

 

初期分割胚のグレード

グレード1…分割が均等 フラグメンテーションなし
グレード2…分割が均等 フラグメンテーション10%以下
グレード3…分割が不均等 フラグメンテーション10%以下
グレード4…分割が不均一 フラグメンテーション10%〜50%
グレード5…分割が不均一 フラグメンテーション50%以上

 

胚盤胞のグレードのつけ方は初期分割胚とは少し異なります。

 

受精卵の成長段階は1〜6のグレードに分かれており、グレード数が大きいほど良い受精卵になります。さらにグレード3以上は赤ちゃんの元になる“内細胞塊”と胎盤の元になる“栄養膜”の状態もA〜Cの段階で分けられます。

 

Aが良い状態で、Cが悪い状態になります。例えば4BAの場合、受精卵の状態は4で普通より良い状態、内細胞塊はBで普通、栄養膜はAで良い状態となります。

 

初期分割胚の場合はグレード3まで充分妊娠の可能性があるとされています。胚盤胞はそれぞれグレードが高い受精卵が妊娠率は高くなりますが、受精してから胚盤胞がつくられる5〜6日を過ぎても着床が見られなかった場合は妊娠率が大きく下がってしまいます。

 

生活習慣の見直しで妊娠しやすい体づくりを

グレードの高い受精卵を育てるには質のいい卵子と精子が必要になります。質のいい卵子と精子は年齢にも左右されますが規則正しい生活習慣や健康な体から作られます。

 

普段から食事やストレスなどに気をつけた生活を心がけましょう。

 

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